ロサンゼルス留学コラム
『留学先で現地の方と交流したいけどなかなか機会を見つけられない。
お金もあまりかけられない。
合わなかったら辛いし怖い経験もしたくない、、、。』
私はF2というビザで家族と一緒にLAで暮らしているLA留学センターのインターンです。F2というビザの特性上、自分が学校に通える訳でも働ける訳でもないのでアメリカに来てすぐの頃は悩ましい日々を過ごしていました。数ヶ月モヤモヤとした時間を過ごし、ようやく無理なく現地の方と定期的に会って話せる方法を見つけたので、今回はどうやって現地の方と交流するきっかけを作っていったか、実際にあったエピソードを元にご紹介しようと思います。ぜひ自分に合った方法で居場所を見つけてみてください!
オススメの方法3選&アドバイス
まずはGoogle Mapを開いて「Park(公園)」と検索してみましょう!ロサンゼルスには素晴らしい公園がいたるところにあります。またはこのロサンゼルス中のPark情報サイトで行きやすい公園を探してみましょう。日本の公園は小さいので「子どもの場所」という印象があるかもしれません。しかしアメリカの公園は広大な自然が広がり、レクリエーション施設も多く「みんなの為の場所」という印象が大きいのが特徴です。近くにバス路線があるので行きやすく、公園内では野生のリスに出会えることもあるので現地の方にとっても憩いの場になっています。私はまず手始めに最寄りの大きい公園をいくつか選択し、HPから写真を見て雰囲気やイベントをチェックしました。今回はその中でも特によかったWestwood地区の3つの公園をご紹介します。
ここはサッカーグラウンド、バスケットコートもあり、毎日多くの人で賑わいます。館内では季節ごとのイベントも開かれており、公共プールは大人一回$4で利用できます。私は家族で夏にこのプールを利用し子どもに泳ぎを教えながら同じように楽しむ親子と更衣室で知り合いました。「日本は海に囲まれているから学校で水泳を教えてくれるよ」と日本の話をすると驚かれたり、逆に空いている時間の情報を教えてもらったりしました。
ここは平日は子連れや犬の散歩の方が訪れ、週末にはスポーツやイベントでにぎわっています。なかでも注目はこの「Lawn bowls」専用のコートがあることです。日本でいうゲートボールのようなスポーツで、登録さえすれば無料で楽しめます。ルールさえ覚えれば簡単なやりとりで仲間に入れるようで、若者もお年寄りも混ざって楽しんでいました。健康的で新しい何かを始めるにはぴったりの公園です。私は観戦しただけですが、同じように観戦をしていた方と英語で会話を楽しむことができました。
Beverly Hills Lawn Bowling Clubについて
ここはゴルフ場や多目的グラウンド、更に広大なドッグランがあり、スポーツや動物好きの現地の方々が集まる場所です。
我が家はみんな犬好きですが今は飼うことが出来ないので頻繁にドッグランを訪れています。だいたい夕方4時頃になると犬を連れた飼い主さんが続々と集まってきて、リードを外して犬を遊ばせています。最初は「触ってもいいですか?」という英会話から始まり「可愛いですね」「いくつですか?」と繰り返していくうちに図らずも現地の方と顔見知りになっていきました。今では犬のお誕生日を一緒にお祝いさせてもらえるようになったりもしました。
スポーツ後のクールダウンに犬と戯れたいという方も集まってくるので、突然の訪問者でも特に目立つことはありませんでした。犬を愛でながら何気ないスモールトーク(雑談)をしてもらえるので、覚えた英会話を実践してみるには最高のシチュエーションです。
現地の方との会話を「英会話」という風に考えると、何を話せばいいのか分からなくなりますが、自分が興味のある事であればどんな言語でも会話が弾むもの!
私の息子はPokemon GOを日本にいた時から楽しんでいました。アメリカでも同じアプリのままPokemonGOを利用できるという事なのでレアなポケモンもゲットできる事に親子共々ワクワクしていました。そこで街歩きをしていて驚いたのは、ロサンゼルスにもPokemon GOをプレイしている人が沢山いるという事です!現地の小学生と最初に同じ話題を共有できたのもポケモンでした。いたるところでグッズが売られていて、Halloweenではピカチュウを着る子がたくさんいるなど、アメリカでもポケモン人気は根強いです。
実際にPokemon GOを通じて現地の方と交流したこともたくさんあります。例えばSanta Monica Pier ではレイドバトル(強いポケモンをゲットするために数人で協力して戦うバトル)が行われることもあり、その時間になるとスマホ片手に同じ場所に近づいてくる人々に出会えることがあります。顔を見合わせて笑顔になり会話が始まることもありました。私たち親子は別の親子とフレンドになり、互いの好きなポケモンを交換したりしました。日本のアニメ文化で話がはずみ、日本を褒めてもらうことも多かったです。フレンドになるという方法は連絡先交換よりもハードルが低く、「どのポケモンが一番好きですか?」など話したい話題の英文を準備しておけるのでとても有効な方法でした。Santa MonicaもUCLA付近も実はポケストップが多いので散歩をしているだけで仲間に出会える可能性があります。気分転換にぜひ歩いてみてください。
またハリウッドがある映画の街ならではか、日本映画に詳しい方も多いと感じます。ジブリ作品や新作ゴジラについて実は日本人と話せることを期待している人たちがいることに私も驚かされました。ちなみに『千と千尋の神隠し』は英語版で『Sprited Away』(≒神隠し)なので「One thousand、、、」と話し始めても通じなかった経験が今も良い思い出です。英語版ではどんな作品名で普及しているか調べてみると次の話題作りに役立つかもしれません。
現地の方の自然やビーチへの愛を知ると驚くことも多いです。観光地ゆえにSanta Monica Beachにはきれいに保とうとするボランティア団体が多くあります。私は遊びに行ったビーチで学生さんたちが同じ色のTシャツを着て黙々とゴミを拾っているのを目にして感動しました。その後に訪れた水族館のHPで近日中に大きな清掃イベントがあると知り、ボランティア登録をして参加してきました。その時知り合った主催の教授の方や学生さんとビーチでお話出来たことも良い経験になりました。
当日は各団体ごとにテントを出し、名前の確認やバケツの貸出などを行っていました。関心があればその場で直接手伝いたいと伝えてもいいし(実際に私が参加した団体は当日受付も受け入れていました)、清掃中の方に話を聞いてみるのもいいかもしれません。ボランティアをしてビーチ清掃に協力したいという温かい気持ちが嫌がられることはほぼないと思います。思いやりの心が通じ合い会話が生まれることは間違いありません。
Eventbriteというサイトでは自宅の半径数マイルで開かれているイベント(有料・無料)を知ることもできます。
我が家はドッグショーが開催されるのを知り、訪問してみました。子犬の里親ブースでは実際にスタッフの方とたくさん英語で会話することができました。例えば、「既に名付けられている子犬に別の名前を付けたいときはどうすればいいですか?」と質問してみると、「半年未満の子犬であれば変えて問題ないよ」と回答を頂き、勉強になりました。現地の方と交流するには、このようなイベントやボランティアを探して挑戦してみるのも良い機会になると思います。
Webサイト:Eventbrite
弊社インスタグラムでもアプリや他の交流アイディア等ご紹介しているので是非チェックしてみてください^^
これは多くの日本人が経験する最初の課題だと思います。私の発音には今も日本人アクセントがあり、聞き返されることも多いです。しかし体感として拙い英会話でも会話を楽しんでくれるのがロサンゼルスの人たちだと思います。彼らは外国人独特の発音にも日本人がうまく英語を話せないことにも慣れているので、本当にその話題を興味を持って話しているかの方が重要です。誠実な態度で接し続けていれば信頼が生まれるのはどの国でも同じであると実感しています。
日本を訪れたことがあるという富裕層や日本人の友人がいるという方が多いのがロサンゼルスの良いところだと思います。日本食の話題は鉄板で使えますし、アニメ文化の浸透には本当に驚かされます。まずは自分が好きで無理のないツールや方法を使って挑戦してみてほしいと思います。私は子どもを通して海、スポーツ、犬、ポケモンという方法を見つけました。好きなことで使用する英会話は何よりも強い味方になってくれます!いつの間にかそこで出会えた現地の方との時間が自分の居場所になっているはずです。
仲が深まれば自然と個人的に連絡先を知りたいと思うかもしれませんし、向こうから聞かれるかもしれません。もし連絡先を聞かれたら?自分の情報をどこまでなら伝えていいかをよく考え、滞在中どのくらいその人とのやり取りに重きを置くことになるかを考えてみてください。文字のやり取りはWritingの練習にもなります。しかし煩わしいと思ってしまうことも。気軽に交換できる連絡先はやはりSNSですが、日本に帰ってからも繋がっていたいと思える相手かどうか見極めて、慎重に自分の情報を管理してほしいと思います。
私は自分の英会話がどのくらい適切に相手に伝わっているか確認したい、且つシーン毎にどんな単語を使うのがよりナチュラルなのだろうかということにとても関心があり、「現地の方と話したい」という思いが強くなっていきました。例えば「最近○○が好き」と伝えたい時、日本語でも「○○にハマっている」と言ったほうがしっくりくる場合がありますよね。この違いをシーンによって使い分けたいと思うようになったら現地の方と話してみて真似するのが一番早いことに気付きました。今回紹介した具体的なアクションや体験談、そしてアドバイスを基に皆さんの留学が楽しく、安全で、目的を達成できるものになれば幸いです。
少しでも迷っている方は是非LINEから気軽にLA現地のカウンセラーにお問い合わせください!
筆者 自己紹介:
主婦。Westwood在住。8歳わんぱく男児の母。夫の留学の帯同家族として2年前にカリフォルニアへやって来た!のはいいものの・・・スピーキングが全く出来ない!!!現地の方を前にすると頭真っ白になり覚えた単語も挨拶も吹っ飛ぶポンコツです。そんな私でも2年で現地の友達と連絡先を交換し、生活に困らない程度の英会話や方法を身につけることが出来ました。これから留学する皆さんにはこの過程をいち早くクリアして生活を楽しんでほしいと思いロサンゼルス留学センターでコラム執筆・現地情報発信するLA留学センターのインターンシッププログラムに参加しています。